虫歯を治療する時の痛みを小さくする方法はありますか?

 

西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。

今回のテーマは「虫歯治療の痛みを軽減させる方法」です。

虫歯に対しては、症状以上に治療の痛みを気にする人がほとんどだと思います。

 

とくに、子供の場合は歯科医院での治療は恐怖の対象になっていますし、

大人だって虫歯の治療を怖いと感じる人は少なくないでしょう。

そんな虫歯治療による痛みを小さくする方法について解説していきます。

 

早期治療する

虫歯の症状が進行するほど歯を削る範囲が広くなり、痛みを感じやすくなります。

そのため、虫歯は放置せず自覚した時点で治療を受けた方が良いでしょう。

虫歯を早期発見するには、次の習慣を身につけておくと効果的です。

定期検診を受診する

定期検診を受診すればその都度虫歯の有無を確認できるため、

発症したての初期の虫歯も発見でき、進行前に治すことができます。

歯磨きする時に鏡で歯の状態をチェックする

初期の虫歯には痛みがないため、歯の痛みの有無で虫歯の有無を正確に判断することはできません。

ただし虫歯が発症すると歯が変色するため、鏡で歯の状態をチェックすれば虫歯の発症に気づけます。

 

リラックスする

気分的な問題なので意識するのは難しいかもしれませんが、

緊張状態で治療を受けると痛みに対して敏感になるため、できるだけリラックスして治療を受けましょう。

例えば、「虫歯治療は痛い」という先入観を捨て去ることです。

 

また、院内で過ごす時間が長いと恐怖心が高まりやすいため、

予約して待ち時間なく来院する、病院っぽくない内装の歯科医院を選ぶなどの方法も効果的です。

肩の力を抜いてリラックスするだけで、治療時の痛みは大幅に軽減されるでしょう。

 

医師に伝える

虫歯治療の痛みに対してとくに気にしない人もいれば、気にする人もいます。

後者に当てはまる人は、治療前に痛みが苦手なことを医師に伝えておきましょう。

というのも、中にはそのような患者さんへの配慮がなされている歯科医院もあるからです。

 

例えば、眠ったような状態になりながら治療する方法もあり、

患者さんが痛みに苦手なことが分かれば、このような方法で対応してもらえるかもしれません。

あくまで医療設備次第ですが、痛みが苦手なら正直に医師に伝えた方が良いでしょう。

 

無痛治療を受ける

歯科医院の中には、虫歯治療に対して無痛治療を導入しているところもあります。

具体的な方法は歯科医院によって異なりますが、主に麻酔の痛みへの対処が充実しています。

表面麻酔

表面麻酔とは、分かりやすくいえば「麻酔の痛みを軽減するための麻酔」です。

ジェル・クリームタイプなどの表面麻酔を塗って麻酔の注射の痛みを軽減、

痛みを感じやすい前歯付近に麻酔が必要な場合はとくに効果的です。

細い注射針

麻酔の注射は針が太いほど痛みを感じやすくなっています。

そこで、0.3ミリ程度の極細の注射針を使用、

さらに麻酔が電動式なら0.2ミリ程度の注射針を使用することも可能です。

電動麻酔

電動麻酔は手動の注射針よりも細い針を使用できますし、

注射する時の力加減を絶妙にコントロールすることも可能です。

これによって注射時の痛みを軽減させ、さらに麻酔液が圧入されることによる痛みも軽減可能です。

麻酔液の温度調節

麻酔液は保管場所の関係上、使用する時には体温と比較してずいぶん冷たく感じます。

そこで専用のウォーマーを使って麻酔液の温度を調節、

体温との温度差を減らすことで温度差の刺激による痛みを軽減することができます。

麻酔の事前診断

麻酔の使用の必要性・麻酔液の量など、虫歯の症状に応じて麻酔に対する事前診断を行います。

これによって麻酔を使用しない判断をしたことによる痛みや、

麻酔があまり効いていないなどの痛みを回避でき、充分な麻酔の効果を得られます。

 

歯科医院選びにこだわる

虫歯治療で歯科医院に行く場合、おそらくほとんどの人は「距離」を理由に歯科医院を選ぶでしょう。

しかしそうではなく、「治療内容」「医療設備」にこだわった歯科医院選びをすることで、

虫歯治療による痛みの程度は大幅に変わります。

 

とくに、無痛治療は全ての歯科医院で対応しているわけではないため、

無痛治療を希望するなら無痛治療に対応した歯科医院に行く必要があります。

また、口コミなどを参考にして医師の腕にこだわるのもおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたか?

最後に、虫歯治療の痛みを軽減させる方法についてまとめます。

 

1. 早期治療する :早い段階で虫歯を治療すれば、大きな治療をすることなく虫歯を治せる

2. リラックスする :緊張状態をほぐすことで、治療時の痛みは大幅に軽減する

3. 医師に伝える :痛みに苦手な患者さんに対する配慮を行ってくれる可能性がある

4. 無痛治療を受ける :無痛治療を導入している歯科医院は、麻酔の痛みへの対処が充実している

5. 歯科医院選びにこだわる :無痛治療の導入の有無などを歯科医院選びの基準にする

 

これら5つのことから、虫歯治療の痛みを軽減させる方法について分かります。

現在では、以前に比べて治療時の痛みは感じにくくなっており、

とくに無痛治療ならほとんど痛みを感じることなく治療可能です。

とはいえ、酷く虫歯が進行するとどうしても痛みを感じやすいため、

治療時の痛みに対する最大の対処法は虫歯を早期治療することです。