セラミック治療の費用を安く抑えるコツ

西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。
今回のテーマは「セラミック治療の費用を安くするコツ」です。
セラミック治療を受けようか悩んでいる方の場合、大抵悩みの種になっているのは費用です。

セラミック治療には健康保険が適用されないため、銀歯と比べると費用が高くなるからです。
最も、いくつかの点を工夫すればそんなセラミック治療の費用を安くすることができます。
極端に安くなるほどの効果はないですが、確実に安くできるので参考にしてください。

1. 歯科医院ごとの費用を調べよう

セラミック治療の費用は一律で決まっているわけではないため、歯科医院ごとで異なります。
このため、いくつかの歯科医院の中から費用の安い歯科医院を選ぶことで治療費を安く抑えられます。
費用は歯科医院のHPなどから確認できますが、その前に相場は把握しておきましょう。

と言うのも、相場よりも極端に安くセラミック治療を行っている歯科医院の場合、
治療費の一部しか提示していない、もしくは粗悪な素材を使用している可能性があるからです。
あくまで相場の範囲で費用を提示している歯科医院に注目し、その中で安い歯科医院を探しましょう。

2. 最初からセラミックにしよう

虫歯治療をした際の詰め物や被せ物…ここで銀歯を選択し、後にセラミックにする方が多くいます。
もちろん間違った行為ではないですが、治療費を安く抑えることを考えると少し勿体ないですよね。
なぜなら、銀歯にした際の治療費がムダになってしまっているからです。

この事態を防ぐためには、最初に詰め物や被せ物を入れる段階でセラミックを希望することです。
そうすればセラミックの費用だけですむため、一度銀歯を入れるケースに比べて費用が安くなるのです。
セラミックの治療費が直接安くなるわけではないものの、
銀歯の治療費がかからない分、最初からセラミックにしておけばトータルの治療費を安く抑えられます。

3. 医療費控除を利用しよう

セラミック治療の場合、健康保険は適用されませんが医療費控除の対象にはなっています。
医療費控除の対象となるのは年間の医療費が10万円を超えた場合ですが、
セラミック治療の費用もそれにカウントすることができるのです。

その場で安くなるわけではないですが、後に治療費の一部がかえってくるのでぜひ利用しましょう。
ちなみに、医療費控除の手続きをする際は治療費の証明となるものが必要になるため、
セラミック治療を行った際のレシートや領収書は必ず保管しておいてください。

4. セラミックの種類を考えよう

セラミックにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

オールセラミック

100%セラミックのタイプで、セラミックの中でも最も美しいとされています。
金属アレルギーの心配もなく、目立った劣化も起こらないのでケア次第で10年以上使用できます。

ハイブリッドセラミック

セラミックとレジンを混ぜ合わせたタイプです。レジンが混ざっていることが長所にも短所にもなっており、
レジンの影響で柔軟性がある点は長所ですが、長年の使用で変色することがあるのが短所です。

メタルボンド

見える外側をセラミックで仕上げ、見えない裏側が金属で仕上げてあるタイプです。
金属の硬さを得られる点はメリットですが、金属を使用していることで金属アレルギーの対象になります。

ジルコニアセラミック

ジルコニアという非常に硬い素材を使用したタイプです。100%セラミックなので美しいですが、
審美性の高さはオールセラミックに若干劣ります。最大の長所は硬くて欠けにくいことです。

…セラミックにはこれらの種類があり、実は費用も種類によって異なります。
最もお手軽なのはレジンが混ざったハイブリッドセラミックで、このタイプなら費用を抑えることができます。

5. 費用以外の部分にも注目しよう

実際にセラミック治療を検討する場合は、費用だけでなくそれ以外の部分に注目することも大切です。
上記で説明したようにセラミックにはいくつかの種類があります。
確かに費用だけで考えればハイブリッドセラミックがおすすめですが、
他の種類のセラミックにもそれならではの特徴があるのです。

また、費用だけで歯科医院を決めるのも正直おすすめはできず、
それだけでなく歯科医の腕で決めることも重要です。
費用を安く抑えることは間違った考えではないですが、それだけで決めてしまうのは軽率です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミック治療の費用を安くするコツについてまとめます。

1. 歯科医院ごとの費用を調べよう :歯科医院ごとで費用が異なるため、比較して安い方の歯科医院を選ぶ
2. 最初からセラミックにしよう :銀歯からセラミックにすると、銀歯にした時の治療費がムダになる
3. 医療費控除を利用しよう :セラミック治療は医療費控除の対象になっている
4. セラミックの種類を考えよう :最もお手軽なのはセラミックとレジンが混ざったハイブリッドセラミック
5. 費用以外の部分にも注目しよう :費用の安さだけで歯科医院やセラミックの種類を選ぶのは軽率

これら5つのことから、セラミック治療の費用を安くするコツが分かります。
最も確実に安くする方法は、最初からセラミックの詰め物や被せ物を希望することです。
そうすれば、銀歯にした際の治療費がかからなくてすむため確実です。
また、医療費控除の対象になる点もぜひ知っておきましょう。