ホワイトニングはどんな効果がありますか?

鏡を見た時や、自分以外の人の歯を見た時に、自分の歯の色が気になる方は多いと思います。
歯の色が気になって、人前で話したり笑ったりすることが苦手になり、人付き合いに影響がでてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯の色をホワイトニングで改善したいという方に向けて、今回はホワイトニングの効果について解説していきます。

ホワイトニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

歯のホワイトニングとは

歯のホワイトニングは、食生活や加齢、遺伝などによって徐々に変色した歯を削ることなく白くする施術になります。専用の薬剤を塗り、変色の原因となっている色素を分解していきます。

ホワイトニングを希望する理由は様々ですが、歯が白くきれいになることで、人と話す時や、笑ったりする時に歯の色が気にならなくなるので、第一印象が良くなったり、自分に自信が持てたりします。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングは主に3種類に分けられます。
3種類、それぞれについて解説していきます。

オフィスホワイトニング

歯科医院で有資格者がおこなうホワイトニングになります。
高濃度の過酸化水素の薬剤を使用するため、色素分解が早く、短期間で白さを実感することができます。

元の歯の色より白くすることも可能ですが、薬剤が濃いため、人によってはしみる場合があります。

ホームホワイトニング

自分に合わせたマウスピースに歯科医院で処方された薬剤をつけ、自宅でおこなうホワイトニングです。
歯科医院に通わなくても自宅でできるので、忙しい方でも始めやすいですね。

また、白さが長持ちするメリットがありますが、歯科医院で行うのと比べ薬剤の種類や濃度が違うため、白さを実感できるまでに時間がかかります。

デュアルホワイトニング

歯科院でおこなうオフィスホワイトニングをした後、自宅でおこなうホームホワイトニングに移行するホワイトニングです。

ホワイトニングの効果が早く現れるオフィスホワイトニングと、白さが持続するホームホワイトニングを併用することで、それぞれ単体でおこなうよりも、より高い効果が期待でき、白さも長持ちします。

ホワイトニングの効果について

ホワイトニングの効果について4つの項目にわけて解説していきます。
知っておいた方がより効果的にホワイトニングをおこなえると思いますので、参考にしてください。

ホワイトニングの効果がでにくい歯の特徴

ホワイトニングはどのような状況の歯でも白くなるわけではありません。
効果がでにくい、またはでない歯もありますので、あてはまる方は施術前によく検討しましょう。

  • フッ素コーティングをしている
  • 着色汚れが強い、歯石がある
  • 詰め物、被せ物をしている歯
  • 神経がない歯
  • むし歯や歯周病がある
  • 知覚過敏の症状が強い

また、妊娠・授乳中の方や、18歳未満の方、無カタラーゼ症の方は施術ができませんので、ご注意ください。

効果が現れる現れるまでの期間

すぐにでも歯を白くしたい!と思っている方もいると思いますが、効果が現れる現れるまではどのくらいかかるのでしょうか。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いをみてみましょう。

  • ホームホワイトニング
    ホームホワイトニングで効果がでるのは、2週間~1ヶ月くらいといわれています。
    1日約2時間ほど薬剤をいれたマウスピースをつけてホワイトニングをおこないますので、すぐに白さが実感できるものではありません。効果が出始めるのに2週間くらいかかりますので、希望している白さになるまでは、それ以上長い期間が必要になります。
  • オフィスホワイトニング
    オフィスホワイトニングは1回でも効果を感じられることが多いようです。
    希望している白さになるまでは、何回か通院することになりますが、1回でも白さが実感できたらその先も楽しみになりますね。

効果が続く期間

歯が白くなったらどのくらいの期間、その白さを保てるのでしょうか。

  • ホームホワイトニング
    一般的に効果が続く期間は6ヶ月~1年といわれています。ホームホワイトニングは時間をかけて薬剤を浸透させますので、比較的白さが長持ちします。
    また、薬剤が自宅にあれば、気になった時すぐに追加でホワイトニングができるので、歯の白さを保ちやすいメリットがあります。
  • オフィスホワイトニング
    一般的に効果が続く期間は3~6ヶ月といわれています。
    ホームホワイトニングよりも効き目が早い薬剤を使用するため、短期間で効果は感じられますが、色が戻ってしまうのも早いのがデメリットです。

効果を長持ちさせるために気をつけること

歯が白くなったら、できるだけ長く白さを保ちたいものです。
白くなった歯を維持するためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

  • 色素沈着を防ぐ
    色素沈着の原因となる色の濃い食べ物や飲み物はできるだけ避けましょう。
    色の濃いものを食べた場合は、できるだけ早く歯をみがくことが大切です。すぐに歯をみがくことが難しい場合は口をすすぎ、色素を歯に残さないようにしましょう。
  • 歯の定期健診を受ける
    歯科医院で定期健診を受け、定期的にクリーニングを受けましょう。
    色素がついてもあまり期間が経っていなければ、歯科医院のクリーニングで落とせる場合があります。
    また、効果が落ち始めた時にホワイトニングを追加すれば、白さを保ち続けられます。

まとめ

今回は歯のホワイトニングの効果について解説してきました。
施術方法によって効果の違いがあることがわかっていただけたと思います。

ご自分の歯の状態や、生活環境によって施術方法も違ってきますので、より効果のある方法をドクターとよく相談しましょう。

歯が白くきれいになることで、見た目の印象がよくなるばかりでなく、自分に自信が持てるなど、気持ちの面でも効果が期待できますので、歯の色が気になる方はホワイトニングを検討してみてはいかかでしょうか。