ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは何が違いますか?
西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。
今回のテーマは「ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの比較」です。
ホワイトニングを希望する場合、ホワイトニングの方法を決めなければなりません。
と言うのも、ホワイトニングの方法は1つではないからです。
歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、
このどちらを選択することになるので、その参考となるようそれぞれのホワイトニングを比較していきます。
オフィスホワイトニングについて
オフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニングです。
過酸化尿素や過酸化水素を成分とした薬剤を歯に塗り、その後で強い光を照射して薬剤の作用と高めます。
これによって歯が白くなり、治療時間としては1時間ほどになります。
ホームホワイトニングについて
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングです。
使用する薬剤はオフィスホワイトニングと全く同じですが、安全性を考慮して濃度は薄くなっています。
専用のマウスピースに薬剤を入れ、毎日2時間ほど装着することで歯を白くしていきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの主な違いをまとめると、
「効果が出るまでの時間」、「持続期間」、「費用」の3つです。
•効果が出るまでの時間
結論から言うと、早く効果が出るのはオフィスホワイトニングです。
これは使用する薬剤の濃度が理由になっており、オフィスホワイトニングは歯科医が薬剤を扱います。
このため高濃度の薬剤を使用でき、その結果ホワイトニングの効果が早く出ます。
一方ホームホワイトニングは患者さんが自分で薬剤を扱うため、濃度が薄くなっています。
•持続期間
これも結論から言うと、持続期間が長いのはホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングは使用する薬剤の濃度が薄いため、効果が出るのに時間が掛かると説明しました。
しかし時間が掛かるからこそ、薬剤がしっかりと歯に浸透するのです。
このためオフィスホワイトニングに比べて持続期間が長く、白さを長期間維持できます。
•費用
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは費用が異なります。
最も、これについては大きな差があるわけではありません。
オフィスホワイトニングの費用は一般的に15000円~50000円が相場になっており、
ホームホワイトニングの費用は一般的に10000円~30000円が相場になっています。
ホワイトニングで白くならないケース
歯の変色の原因によっては、ホワイトニングでもほとんど白くならないことがあります。
この場合、オフィスホワイトニングでもホームホワイトニングでも同じです。
•テトラサイクリンによって変色した歯
テトラサイクリンはひと昔前に子供の風邪薬の成分となっていた抗生物質です。
現在でも病状によっては使用することがありますが、
このテトラサイクリンの影響で歯が変色した場合、ホワイトニングでもほとんど白くなりません。
•神経を失った歯
虫歯の進行などが原因で歯の神経が死んでしまうことがありますが、
神経を失った歯は栄養が行き届きにくくなり、歯も変色してしまいます。
このように、神経を失ったことが原因で変色した歯はホワイトニングでもほとんど白くなりません。
•人工物
分かりやすく言えば、詰め物や被せ物です。
例えばホワイトニングで歯が白くなったことで銀歯が目立ち、銀歯もホワイトニングを希望するパターンです。
しかし、こうした詰め物や被せ物などの人工物はホワイトニングすることができません。
…これらの状態の歯はホワイトニングできない、もしくはホワイトニングをしてもほとんど白くなりません。
しかし対処方法がないわけではなく、別の治療によってこれらの白くできます。
例えばホワイトコート…これは歯のマニキュアで、効果は一時的なものの確実に歯を白くできます。
また、詰め物や被せ物の場合はセラミック治療によって対処できます。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの比較についてまとめます。
1. オフィスホワイトニングについて :歯科医院で行う。薬剤を塗った歯に光を照射して歯を白くする
2. ホームホワイトニングについて :自宅で行う。マウスピースに薬剤を入れて2時間ほど装着する
3. オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い :「効果が出るまでの時間」、「持続期間」、「費用」
4. ホワイトニングで白くならないケース :テトラサイクリンによって変色した歯や神経を失った歯など
これら4つのことから、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの比較について分かります。
ちなみに、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法もあり、
それはデュアルホワイトニングと呼ばれる方法です。
それぞれのホワイトニングの長所を活かせる万能的な方法ですが、その分費用が高い欠点があります。