ホワイトニング後、歯の白さはどのくらい持続できますか?
ホワイトニングの持続時間は、実際に行ったホワイトニングの方法によって異なります。
少なくとも言えることは、永久に効果が持続するホワイトニングは存在しないということです。
ここでは、それぞれのホワイトニングの方法における持続期間を説明していきます。
また、そんな持続期間を少しでも長くするための秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングで、持続する期間はおよそ3ヶ月~半年になります。
ホワイトニングの中では持続性が短い方法ですが、逆に即効性には長けています。
もちろん重ねて行うことはできるので、定期的に通院すれば実質永久に白さを維持できます。
また、持続期間は短いものの、元の色に戻ってしまった歯を再度ホワイトニングする際には、
即効性に長けている点が大きなメリットになります。仮に色が完全に元に戻ったとしても、
オフィスホワイトニングなら一回行うだけで、再びある程度の白さを得られるからです。
ホームホワイトニング
自宅で行うホワイトニングで、持続する期間はおよそ1年~2年になります。
個人差はあるものの、少なくともオフィスホワイトニングよりは長持ちします。
ただし、オフィスホワイトニングに比べると即効性に欠けているのが欠点です。
定期的に行って白さを維持できるなら問題ないですが、
一度完全に効果が失われてしまうと、即効性がない分、再び白くするのに時間が掛かってしまいます。
持続性だけで考えれば文句なしにおすすめですが、即効性の無さや手間などの短所もある方法です。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行う方法です。
持続期間も含め、徹底的に白さにこだわるならこの方法が一番でしょう。
ホームホワイトニングを兼ねていることで持続期間も長いですし、
仮に白さが失われた際も、オフィスホワイトニングを行うことですぐに白さを取り戻せます。
また、オフィスホワイトニングを行っている人が、補強の意味でホームホワイトニングを行うこともあります。
即効性にも持続性にも長けているため、行うタイミングさえ間違わなければ永久に白さを維持できます。
ホワイトニングの中で最も優れた方法ですが、それだけに費用も高くなってしまうのがネックです。
また、ホームホワイトニングを行う以上、オフィスホワイトニングに比べて手間が掛かるのも事実です。
なぜ効果が切れるのか
そもそもホワイトニングは“歯を白くしている”わけでなく、“歯を白く見せている”のです。
その仕掛けに大きく関わっているのが、歯の表面にあるエナメル質です。
歯が変色しているのは、正確には歯の奥にある象牙質が変色しているためです。
ホワイトニングすることで、エナメル質が象牙質を見えなくさせ、結果的に歯を白く見せているのです。
ではどうやって見えなくさせているかですが、
これはホワイトニング剤によってエナメル質を変質させているからです。
しかし、歯は自己修復する力があるため、変質したエナメル質は時間を掛けて元に戻っていきます。
エナメル質の変質で歯を白く見せている以上、元に戻ることで白く見せることができなくなるわけです。
食生活で持続期間を延ばす
普段の食生活を工夫することで、ホワイトニングの持続期間を延ばすこともできます。
最も、極端に伸ばすことはできないものの、それでも平均の持続期間以上の効果は期待できます。
基本的には歯に着色するような飲食物を摂取しないことです。
色素の強いものやコーヒー、紅茶など、これらを控えることを意識するだけで持続期間は伸びます。
もちろん一切摂取しないのは栄養不足を招くため、あくまでも摂取しすぎないことを意識してください。
特にコーヒーが習慣になっている人は、それを控えめにするだけで大きな効果が期待できます。
また、タバコのヤニも変色の原因になるので、この機に禁煙するのもいいかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、ホワイトニング後は歯の白さがどのくらい持続するかについてまとめます。
- オフィスホワイトニング :持続期間は3ヶ月~半年ほど。即効性に長けている特徴もある方法
- ホームホワイトニング :持続期間は1年~2年ほど。即効性に欠けている特徴もある方法
- デュアルホワイトニング :オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせた方法
- なぜ効果が切れるのか :薬剤で変質したエナメル質が元に戻ることで、効果が失われる
- 食生活で持続期間を延ばす :着色する飲食物を控えることで、持続期間を延ばすことができる
ホワイトニングは永久の効果は期待できないものの、効果が切れたら再度ホワイトニングすればいいのです。
このため、ホワイトニングの方法を決める時には、
あなた自身、その方法を今後も継続することができるのかについても考えなければなりません。
一定期間ごとにきちんとホワイトニングを行えば、実質永久に白さを維持することができるのです。