自宅で歯を白くすることが出来る方法があると聞いたのですが、どんな方法ですか?
ホワイトニングは歯科医院で行う治療のイメージがありますが、実際にはそうとは限りません。
ホワイトニンングにはホームホワイトニングというものがあり、これは基本的に自宅で行うホワイトニングです。
海外では既に一般的な方法として知られていますし、日本でもこの方法が知られつつあります。
ここでは、自宅で行うホワイトニング、いわゆるホームホワイトニングについての特徴を解説していきます。
ホームホワイトニングの方法
使用するのはホワイトニング剤に加え、専用のマウスピースが必要になります。
ホワイトニング剤をマウスピースに含め、それを装着することでホワイトニングを行います。
装着の時間は二時間ほど必要なので、まずこの時間を確保できるかどうかを考える必要があります。
これは毎日行うわけですが、効果が出るまでの期間は二週間ほどかかります。
ちなみに、これは歯科医院で行うオフィスホワイトニングよりも、効果が出るのは遅いと言えます。
しかし、その分、オフィスホワイトニングに比べて長持ちするため、後戻りが遅い点が一つの長所です。
マウスピースの入手方法
歯型は人それぞれ異なるため、自分専用のマウスピースを歯科医院で作成してもらいます。
その際の流れとしては、まず口内の健康のチェック、さらにはクリーニングを行います。
ちなみに、ここで虫歯や歯周病が発覚した場合は、それらの治療が優先となります。
口内の状態に問題がなければ、歯型をとり、それを元に数日でマウスピースが完成します。
完成後は、装着した際に違和感がないか、もちろん実際に装着してその場で確認します。
問題がなければ、ホワイトニング剤と合わせて受け取り、自宅でそれらを使ってホワイトニングを行います。
費用について
保険が適用できないので高額とはいえ、オフィスホワイトニングよりは安く行えます。
と言うのも、オフィスホワイトニングの場合は、費用の計算方式が歯一本につきカウントされます。
しかし、ホームホワイトニングの場合は、マウスピースを使用するため、歯一本ごとの計算方式ではないのです。
また、いずれやってくる後戻りの際も、ホームホワイトニングであれば、薬剤を購入するだけで、再びホワイトニングすることが可能です。
こうしたシステムから、オフィスホワイトニングよりも安く、相場は1万円~5万円ほどの間が一般的です。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングを希望する人の大半が、自宅でホワイトニングを行えるという点に魅力を感じています。
しかし、一切通院しなくていいというわけではないため、その点を知っておく必要があります。
マウスピース作成のための通院はもちろんですし、場合によっては途中経過の診断が必要なケースもあります。
また、マウスピースの入手方法として、ネットで購入したいという場合には、また別の注意が必要になります。
この場合、歯科医院を通していないために自己責任になってしまいますし、海外サイトからの購入になるため、マウスピースのサイズが合わない可能性もあります。
オフィスホワイトニングとどちらがいい?
どちらも正式なホワイトニングであるため、どちらがいいかは、あなたの希望次第になります。
決める際の対象となるポイントは、予算、白くなるまでの時期、ライフスタイルが関わってきます。
単純に安い方で選ぶならオフィスホワイトニングですし、短期間で白くしたいという場合、その期間によっては、ホームホワイトニングは除外するべきでしょう。
また、マウスピース装着の時間が確保できるかという点も、判断基準に大きく関わってきます。
これらの点を考慮して、自身に合った方を選べばいいですし、どちらもホワイトニングとしての効果は確かです。
また、ホームホワイトニングで使用する薬剤は、歯科医院で使用する薬剤と同じなので、ホワイトニング剤に関する注意点は、必ず歯科医に確認しておいてください。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、自宅で歯を白くできる方法とは何かについてまとめます。
- ホームホワイトニングの方法 :マウスピースにホワイトニング剤を含めて装着する。これが自宅で行う方法
- マウスピースの入手方法 :歯科医院で作成してもらう。口内の健康もチェックした上で歯型をとる
- 費用について :保険は適用外。ただし、オフィスホワイトニングよりは安く、相場は1万円~5万円
- ホームホワイトニングの注意点 :通院がゼロではない。ネットでのマウスピース購入はおススメできない
- オフィスホワイトニングとどちらがいい? :予算、ライフスタイル、効果がでる期間などで自身で判断
これら5つのことから、自宅で歯を白くできる方法とは何かについて分かります。
自宅で歯を白くできる方法は、ホームホワイトニングであり、これはホワイトニング治療の一つです。
ちなみに、比較対象となるのは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングです。
これらは、それぞれメリットとデメリットが異なるため、それぞれの特徴をしっかり把握し、その上で自身に合った方を選択してください。