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虫歯予防をしているのに虫歯になる人は、予防方法に問題があるのでしょうか?

西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。
今回のテーマは「虫歯の予防方法」です。
虫歯予防をしているのに虫歯になる人は少なくなく、確かに100%予防できる方法はありません。

しかし、虫歯になる頻度があまりにも高いのであれば、充分な予防ができていない可能性が高いでしょう。
最も、虫歯の予防方法は誰もが知っていると思いますが、
間違った予防方法を実践しないためにも、ここで改めて丁寧に虫歯の予防方法をお伝えします。

歯磨きでの虫歯予防

虫歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、ただ歯磨きをしているというだけでは充分な予防はできません。
そこで、次に挙げることを見直してみてください。

頻度よりも精度を大切にしていますか?

歯磨きに大切なのは頻度ではなく精度。例え何回歯磨きしても、精度が低ければ効果は低いのです。
歯磨きの精度を高めるにはまずブラッシングだけでは不充分であり、
歯ブラシが届かない箇所を磨けるデンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。

時間をかけて丁寧に磨いていますか?

例え歯磨きの技術に長けた歯科医でも、たった数分の歯磨きで歯を綺麗にすることはできず、
磨き残しの少ない歯磨きをするならそれなりに時間をかけなければなりません。
1日1回で構いないので、時間に余裕があって丁寧に歯磨きできるタイミングを確保してください。

食生活での虫歯予防

虫歯になるリスクは食生活次第で高くも低くもなり、あまりに問題があると歯磨きしても予防しきれません。
そこで、次に挙げることを見直してみてください。

糖の摂取は控えていますか?

糖の摂取は虫歯の原因菌にエネルギーを与えることに等しく、より多くの酸を出して歯を溶かします。
もちろん、一切摂取しないとなると疲労が解消されないなどの問題がありますが、
甘いお菓子を高い頻度で食べるなど、過剰な糖の摂取は控えましょう。

よく噛んで食べていますか?

口の中の細菌を流す役割を担っているのは唾液であり、唾液は噛めば噛むほど分泌されます。
このため、食事の時によく噛まずに食べる人は食事中でも唾液の出る量が少なく、
細菌が停滞しやすくなって虫歯になるリスクが高くなるのです。

歯科治療での虫歯予防

歯科では症状を治すためだけでなく、予防するための治療も行っています。
予防歯科を受診して、次の治療を受けることで虫歯を予防しやすくなりますよ。

歯のクリーニング

PMTCと呼ばれるもので、歯の至る箇所に付着したプラークを綺麗に除去できます。
また、歯のクリーニング後は歯の表面がツルツルになるため、プラークの付着も防げます。
歯磨きではどうしても磨き切れない箇所もあるため、その意味で歯のクリーニングは大変効果的です。

ブラッシング指導

ブラッシング指導とは、正しい歯の磨き方を教えるための指導です。
マニュアルではなく自分の歯並びに合った効率の良い歯の磨き方を覚えられ、
実践することで毎日の歯磨きの技術が確実に高まります。

日常生活での虫歯予防

日常生活の中には、食生活以外にも虫歯になるリスクを高める要因があります。
次のことを実践して、日常生活の中に潜む要因を排除しましょう。

充分な睡眠やストレスの解消

疲労やストレスが蓄積すると身体の免疫力が低下、虫歯の原因菌にも感染しやすくなります。
最も、生活する以上は疲労もストレスも蓄積を防ぐのは不可能ですから、
充分な睡眠などでこれらを解消することを考えましょう。

適度な水分補給

食生活の項目でも触れましたが、唾液は細菌を流す役割を担っており、
そのため唾液の分泌量が低いと細菌が停滞してしまいます。
では、どうすれば唾液の分泌量を高めることができるのか?…その方法の一つが適度な水分補給です。

意外な方法での虫歯予防

中には、一見虫歯予防と無関係に思えるものが、実は虫歯予防に効果的なケースがあります。
例えば、次のことを実践するだけでも虫歯の予防効果が高まります。

矯正治療

歯並びを改善する矯正治療は、完全な審美目的の治療に思えるかもしれません。
しかし、矯正治療は健康目的も兼ねた治療です。歯並びを改善することで歯が磨きやすくなり、
歯が磨きやすくなることで磨き残しが減少、虫歯の予防につながります。

癖の改善

人間誰しも何らかの癖があり、例えば女性なら髪をかきあげる癖を持つ人は多いでしょう。
実は、こうした何気ない癖の中には虫歯になるリスクを高めるものもあります。
例えば頬杖や舌癖、こうした癖は噛み合わせを悪くさせるため、できるだけ早く改善すべきです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯の予防方法についてまとめます。

1. 歯磨きでの虫歯予防 :頻度よりも精度を大切にして、デンタルフロスや歯間ブラシを使って磨く
2. 食生活での虫歯予防 :糖の摂取を控えた上、よく噛んで充分な量の唾液を分泌させて食事する
3. 歯科治療での虫歯予防 :予防歯科を受診して、歯のクリーニングやブラッシング指導を受ける
4. 日常生活での虫歯予防 :疲労やストレスを解消して身体の免疫力低下を防ぐ
5. 意外な方法での虫歯予防 :矯正治療、癖の改善は、一見無関係ながらも虫歯予防につながる

これら5つのことから、虫歯の予防方法について分かります。
今回は、虫歯予防の方法ひとつひとつに対して丁寧かつ細かく解説していきました。
こうやって挙げてみると、現在の虫歯予防がいかに予防して機能していないか分かるのではないでしょうか。
頻繁に虫歯になってしまう人は、改めて現在の予防方法を見直してみてください。