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虫歯治療のタイミングとして「歯が痛んでから治療する」では遅いのですか?

西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。
今回のテーマは「虫歯治療の最適なタイミング」です。
虫歯治療の最適なタイミングを考えると、当然理想は早期治療です。

痛みを感じつつも放置すれば虫歯は酷くなり、それから治療を受けるのは理想的なタイミングとは言えません。
では痛みを感じた時点ですぐに歯科医院に行って治療を受けるのはどうでしょうか?
…実はそれもタイミングとしては遅く、早期治療とは言えない状況です。

虫歯の進行と痛み

虫歯になると歯が痛むイメージがありますが、実は必ずしもそうとは限りません。
と言うのも、虫歯の症状はいくつかの進行度に分けられており、
痛みを感じるのは既にある程度進行した状態を示しているからです。

進行前の初期段階の虫歯では、虫歯には違いないもののこの時点で痛みはありません。
分かりやすく言えば、虫歯になりたての状態では痛みはなく、
その後進行することで痛みを感じるようになり、さらに進行すれば痛みはより酷くなるのです。

さて、虫歯治療の最適なタイミングは早期治療と言いましたが、
それは当然進行前の初期段階の時点でのタイミングを意味します。
痛みを感じた時点で虫歯は既に進行していますから、このタイミングで治療しても遅いというわけです。

早期治療することの意味

虫歯を早期治療することには、患者さんにとって大きなメリットがあります。
そしてそのメリットとは、痛みを感じることのない治療で虫歯を治せることです。
みなさんは虫歯治療に対して嫌なイメージを持っており、その理由は歯を削ることによる痛さと怖さでしょう。

確かに、歯が痛くなってから治療する場合はそのイメージどおりの治療内容になるのは事実です。
しかし、初期段階で治療する場合はそのイメージとは全く違って治療内容になります。
歯を削るにしても表面だけの僅かな範囲ですむため、歯を削ることによる痛みを感じることはありません。

また、状態によっては歯を一切削ることなく虫歯を治せることもあるのです。
このように、早期治療すれば患者さんが治療で辛い思いをすることなく簡単に虫歯を治せますし、
それすれば通院の回数も少なく治療費を抑えることにもつながります。

定期検診のすすめ

上記までの説明から、虫歯の場合は歯が痛んでから治療をするのでは遅い理由が分かります。
虫歯が初期段階の時点で治療するには痛む前に虫歯に気付き、その時点で治療しなければなりません。
しかし、実際にはそれは容易ではありません。

まず、そもそも歯が痛くない状況で虫歯に気付けるのかという問題があります。
と言うのも、みなさんが虫歯に気付くきっかけはほとんどの場合「歯の痛み」によるものだからです。
痛くなければ歯が健康だと捉えるため、そこで虫歯を疑う人はほとんどいないでしょう。

だからと言って疑心暗鬼になって常に虫歯を疑うのも、それはそれで心の健康に良くないですね。
ではどうすれば良いのか?…そこでおすすめするのが、歯科医院で定期検診を受けることです。
3ヶ月に1回、長くても半年に1回ペースで定期検診を受けておけば、初期段階の虫歯を容易に発見できます。

 定期検診の効果

歯科医院の定期検診ではいくつかのことを行いますが、
それらは虫歯予防、さらには今回のテーマのような虫歯の早期発見において大きな効果をもたらします。
まず虫歯予防の効果が得られるものとしては、ブラッシング指導やお口のクリーニングなどが挙げられます。

ブラッシング指導は正しい歯の磨き方を歯科医が指導します。
患者さんがそれをマスターすることで毎日の歯磨きの精密さが増し、よりプラークを効率よく除去できます。
次にお口のクリーニング…これは磨き残して溜まっているプラーク、さらには歯石を綺麗に落とします。

そして今回のテーマでもある虫歯の早期発見の効果ですが、
これは定期検診では歯科医がお口の状態を詳しくチェックします。
このため痛みを感じないほどの初期段階の虫歯も発見でき、それによって早期治療が可能になるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯治療の最適なタイミングについてまとめます。

1. 虫歯の進行と痛み :虫歯は進行前に治療すべきだが、痛みを感じる虫歯は既に進行してしまっている
2. 早期治療することの意味 :削ったとしても僅か、さらには削らずに治せることもある
3. 定期検診のすすめ :痛みを感じる前に虫歯に気付くのは難しく、そのためには定期検診を受けるべき
4. 定期検診の効果 :定期検診を受ければ、歯科医によって初期段階の虫歯を容易に発見できる

これら4つのことから、虫歯治療の最適なタイミングが分かります。
虫歯治療の最適なタイミングは痛みを感じる前の初期段階ですが、
そうなるとどうやって痛みを感じる前に虫歯に気付けるのかという点が課題になります。

その答えは定期検診を受けることで、なぜなら歯科医がお口の状態をチェックしてくれるからです。
これによって、本来自分では気付けない初期段階の虫歯も発見できるのです。
そうすれば簡単に虫歯を治すことができ、患者さんも痛みを感じずにすむのです。