当院が治療で使う”お水”について

エピオスエコシステム

当院では治療中に使う水の安全性に着目し、連続殺菌が可能な「エピオス エコシステム」を導入しました。このシステムでは水道水に含まれている不純物を極限まで取り除いた「超純水」と「食塩」を混合し「電気分解」をすることによって水そのものを殺菌水化します。

化学薬品など全く使用しない安全な感染予防対策の一つです。

エピオス水の特徴

・除菌作用がある。
・消臭力がある。
・タンパク分解作用がある(バイオフィルムの破壊)
・殺菌による消臭効果がある。
・人体には無害
・pHが中性に近いので虫歯になる心配がない

エピオス水で殺菌できるもの

・ほとんどの細菌
・カビ
・ウイルス(HIV・ノロ・O-157・インフルエンザ・B型肝炎・C型肝炎・MRSAなど)
 

歯科ユニット内の水から雑菌検出

一般的に歯科医院で治療に用いられるお水は、実はたくさんの細菌が潜んでいます。

ある調査では1ミリ・リットル中に3800個もの細菌が存在していたそうで、これは水道法の水質基準を大幅に上回るもの。水道法では、細菌数が1ミリ・リットル当たり100個以下と定められており、基準を38倍上回る数値が、ユニット内の滞留水から検出されたとのことでした。

厚生労働省歯科保健課も「歯科で使う水も、水道法の水質基準を満たすことが重要だ〜」とコメントしていることから、歯科で用いるお水の衛生対策については、器機の滅菌と同等に重要であることが分かります。

参考:「歯科治療・水に細菌…機器に滞留し増殖 対策不十分」ヨミドクター
 

治療中のお水から感染対策

このように治療の安全を確保するためにも、器機の滅菌管理はもちろん、お水への配慮も必要であると言えます。

名月会ではグループ全院にエピオスエコシステムを導入し、治療中のお水を殺菌水化しています。「自分たちの家族が通うなら、少しでも安全な治療環境であってほしい。」そんな思いで、日々の診療にあたっています。