シアターテレビジョン(CS放送)「覚悟の瞬間」

己の信じた道をいく西永福歯科院長、山口昌良。
痛くない治療を追及する彼の覚悟に迫る。

我々の使命としては、そこらへんの時を動かしてあげるっていうのは結構大事なことだと思うんですよね。

「歯科医へのあこがれ」

(自分自身が)矯正治療やっていたこともあって、歯科が身近にあったというのがもともとあったんですね。
プラス、うちの姉の仲良い友達の家が歯医者さんだったっていう事もあって、で私も自体も影響受けていて、そこでいい話も悪い話も聞いたりとかして。
一対一でその患者さんと触れ合って、人に感謝される職業というのもいいなっていうのはあります。

「理想の治療法」

まぁ、根本的に歯科っていう世界自体が凄いアナログ感を感じていたんですよね。
医科の世界って日進月歩で色々な治療法だとか、いろいろなすごい機材が出来ているのに、なんでか、歯科の世界だと、虫歯治療だったらドリルで削って大きく穴をあけてそれをこう埋めるとか。
しかもそれが何十年間も変わってないんですよね。
やっていることが。そこら辺でやっぱり、なんかいい方法ないかというところで、学生時代からこうアンテナをはっていたというのはあります。
もうそれこそドリルで削らない治療法ってなんかないかな、絶対あるだろうって思っていました。

「独立への想い」

学生の時もいろんな歯医者さんを見る機会ってあるんですけど、どうしても院長先生のこうカラーって出るんですよね。
治療方法とか治療方針にせよ。
で、その中でやっぱり本当はこうしたいのに、やっぱり院長先生の方針がこうだからとか。
やっぱり(正しいと思っていても)自分の考えを曲げなきゃいけないっていうところが凄くあるんですよね。
そういう意味では、自分で頑張って早く独立したいなっていうのを学生の頃から思っていましたし、なるべく削らないとか抜かないっていう治療法の本当究極を目指したかったんですよね。

「院長の心得」

入る時から自分は三年以内に開業したいよっていう風な話し合いもしていたので、もうスタートからそういう診療技術と、開業する上での心得みたいのっていうのはすごく聞いていました。
で、その上で院長っていうのは人間性が大事なんだよ、人徳がなきゃだめなんだよっていうのは凄く言われていました。
ねぎらいの言葉ですよね。大丈夫?とか、疲れてない?とか、なんかそういう心。
たぶん、自分が一番働いていて疲れているはずなのに、そういう時でもまずはスタッフに声掛けしているっていうところは凄いなって。
それも全部高い医療技術があった上で、さらにそういうこともしているので、やっぱりスタッフからしたら尊敬しますね。
だからわたしもそういうのを見ていて、なんかいいなとか、こういう先生になりたいなっていうのはありましたね。

「(ドッグスベストとの)運命の出会い」

最初は、本当かよって思いました。あはは。まぁあのなんかもう疑心暗鬼でしたよね。
けどちょっと(勉強しに)行ってみようかなって思いました。(行ってみて)凄いなと思いましたね。
ちゃんと診療の哲学とかも凄いしっかりしていましたし、後自分との考え方。そういう人間性の話だったりだとか、なるべく削らないとか、今までの治療方針に対して疑問を持っている先生だったので、なんかそういう意味では、あ、この先生のところだったら学びたいって思いました。

「覚悟の瞬間」

ちゃんと勉強した結果で、このドッグベストセメントっていうものが突き詰めた時にいいもんだなってのが自分でわかったからですよね。
やっぱり、自信はありました。
ちゃんと自分としても医療技術を学んで、あとは経営の考え方も自分が正しいもの、貫き通したいものをやりたいなっていうのがあったので。
けど実際進めていく上では凄く不安にはなりましたね。
あぁ本当にこの場所で大丈夫なんだろうか、ちゃんとスタッフいい人が集まるのかな、患者さんいっぱいきてくれるかなっていう。
寝付けない時もあったりして、もし失敗したら自分がもう尻拭い全部やるしかない。
責任もってやるしかないなっていうのは思っていました。

「(不安な)想いに反して」

もうスタートの時からある程度の患者さんが来てくれて、で、しかもどんどんどんどんうちの特色である削らないとか、抜かないっていうところを押し出して、今に至っていると思います。
全然違うとか、今までと。
歯医者さんのイメージが変わりましたとか、かなり驚愕の意見が多いです。(新しい手法を)いれてよかったな、やって良かったなって思いますね。

「時を動かす仕事」

ほとんどの人が昔なにかしら歯医者さん苦手だなとか、行きたくないなって思っている人が凄く多いと思うんですよね。
けど、ほとんどの人がそれってたぶん小さい頃に嫌な思いとか、羽交い絞めにされたっていうのがたぶんあると思うんですよね。
で、そのイメージがやっぱり残ってしまって歯医者さん自体って非常に人気がないんですよね。
で、すでにもうそういう患者さんって、その時点で時が止まっちゃってるんですよね。
その時のイメージで時が止まっちゃっている。
けど実際私たちが行っている治療法だとか、あとはどんどんどんどん痛くない治療法って色々あると思うんですよね。
その中で、我々の使命としては、その患者さんの時を動かしてあげるっていうのは結構大事なことだと思うんですよね。
実際全然痛くない治療法でいけるのにいってない人って凄く多いので、今の歯医者さん自体は痛くないんだよ、うちにはこんな治療法あるんだよっていうのは周知さしてあげなきゃいけないとは思います。

「今後に向けて」

多くの方を治療したいというよりは、この治療法をしって、ちゃんと歯医者さんにいけるような環境づくりを作りたいなっていうのはあります。
今は、行けてない、行きたくても本当はいかなきゃいけないってわかってるのに行きたくないから行かないって人が凄く多いので、ちゃんと理解してもっらて、今の歯医者さん痛くないんだよっていう理解をした上で、歯医者さんに定期的に通ってくれる方が増えてくれればいいかなっていう方が思いは強いです。

「日本のアカルイ未来のために」

ここまでこう話をしてきたんですけど、私ってそんなに自分でも素晴らしい人間ではないと思うんですよね。
そういう意味でも、私は意識的にちょっとそれを変えるようにしているんですよね。
そういった少しの意識の変化だけでも、かなり人間って大きく変われると思うんです。
で、そういった意味でもですね、皆さんも普段からひとつひとつのちょっとした意識の変化でも、人徳者になれると思います。