頼れるドクター【世田谷】
医院コンセプトに沿った治療法を導入
患者の気持ちに寄り添った繊細な診療を実践
院内に入るとスタッフの温かい笑顔や、ガラス張りの診療室から見える杉並の風景が心を癒やしてくれる『西永福歯科』。患者に満足してもらえるよう、おもてなしの心も大切にしている山口昌良院長は、優しい人柄で子どもたちにも人気のドクター。
治療のコンセプトは、「削らない」「痛くない」「抜かない」。できる限りコンセプトを体現した治療メニューの中でも、患者の約7割が利用するのが虫歯を削らない虫歯治療法「ドックスベスト」だ。
ドックスベストとは、特殊なセメントを歯に詰めて虫歯を無菌化状態にし、歯を削らずに治療する方法。無痛で麻酔が不要なのも選ばれる理由の1つだ。虫歯を削り取る従来の方法では、虫歯が大きければ大きいほど削る面積も多く、場合によっては天然歯の半分以上をなくしてしまうケースも。「医科の世界は日進月歩で発展しているのに、歯科の世界はアナログのまま。もっと効率的に歯を残せる方法があるのではないかと勉強するうちにドックスベストに出会ったのです」
そんな院長の優しさあふれる治療を頼って、千葉県や山梨県、なんと北海道からも患者が来院することもあるという。
患者が気持ちよく過ごせる魅力的なクリニックをスタッフ全員で作りあげたい
山口院長は、「治療は院長一人ではなく医院全体で行うもの」という考えを信条に治療に取り組む。院長が不在でも同じクオリティーの治療を常に提供できるようスタッフ教育を強化。これまでの経験で培ってきた知識や技術を惜しみなく伝えることで、どんな状況でも臨機応変に対応できるような人材育成を行っている。平成26年12月にオープン予定の分院でも、本院と同等の治療が実現するよう人材や設備の準備を進めているという。
子どもからお年寄りまで幅広い患者の歯の健康を真摯に願う山口院長。「大の子ども好きなので、小児診療にも力を入れたいと思っています。また、すでに取り組んでいる訪問診療に関しても、今後は医科と連携してさらにサポート体制を強化できれば」と力強く話す。
健康な歯を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠だが、今現在、定期的に歯科検診を受診しているのは、日本国民のわずか1%だといわれている。「そんな日本人の『歯科嫌い』の意識を変えていくのも、われわれドクターの使命だと思っています。20~30年前の古いタイプの診療で嫌な思いをして、今でもトラウマを抱えている方々も多いですから、『歯科医療の現在』をしっかり伝えられるように頑張ります」
同院が慕われる理由は削らない、痛くない、抜かない治療を実践する技術力の高さだけでなく、精神的に包み込んでくれる優しさにあるのだろう。