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詰め物がとれてしまいました。このまま放置するとどんな問題がありますか?

西早稲田の歯医者さん、西早稲田駅前歯科・小児歯科・矯正歯科です。
今回のテーマは「とれた詰め物を放置することで起こる問題」です。
詰め物は基本的にしっかりと歯と接着していますが、何らかの衝撃などでとれてしまうことがあります。
この場合一瞬焦ってしまうでしょうが、詰め物がとれた時点ではそこまで大きな事態にはなりません。

この時、歯科医院に行って再び詰め物を入れてもらえば特に問題もないのです。
問題なのは、詰め物がとれてそのまま放置してしまう人です。
そこで、ここではとれた詰め物を放置することで起こる問題について説明していきます。
すぐに歯科医院に行けば何でもないことが、放置によって思わぬ事態を招いてしまうのです。

1. 虫歯のリスクが高まる

詰め物がとれた歯が虫歯治療の途中であったとしても、治療が終わっていたとしても、
詰め物がとれたまま放置することですぐに虫歯になってしまいます。
と言うのも、詰め物を入れた歯はある程度削ってあるため、表面のエナメル質が一部失われているのです。
本来、歯の表面はエナメル質に覆われており、このエナメル質が歯を保護しています。

詰め物がとれた歯はエナメル質の保護がない状態になっているため、すぐ虫歯になってしまうのです。
また、虫歯治療の途中だった場合は虫歯が進行してしまうでしょう。
最も、さすがにとれてすぐ虫歯になったり進行したりすることはないですが、
何週間も…さらにはそれ以上放置した状態になれば確実に虫歯や虫歯の進行を招きます。

2. 冷たいものや熱いものがしみる

詰め物がとれた歯は象牙質が剥き出しになっており、象牙質は刺激に対して非常に敏感です。
私達は食事の時に冷たいものや熱いものを飲食することがありますが、
本来これらのものは象牙質にとって大きな刺激であり、冷たさや熱さによってしみたり痛んだりしてしまいます。
そうならないのは、上記でも説明したように歯の表面のエナメル質によって保護されているからです。

しかし、詰め物がとれて象牙質が剥き出しになった歯は、冷たさや熱さの刺激を象牙質がまとも受けます。
このため、冷たいものや熱いものを飲食した時にしみてしまうのです。
余談ですが、虫歯が進行すると同様に冷たいものや熱いものがしみるようになりますが、
この場合も虫歯が象牙質まで進行することで、エナメル質の保護を受けられなくなってしみてしまうのです。

3. 歯が割れる

詰め物がとれて象牙質が剥き出しになった歯は、本来の状態に比べて脆くなっています。
成人の咬合力から判断すると、強く噛んでしまえば歯にヒビが入り、割れてしまうこともあるでしょう。
このため、詰め物がとれて放置しておくと、強く噛んだのがきっかけで歯が割れてしまうのです。
また、この事実から食事においても不自由な点が出てきます。それは硬いものが食べられなくなることです。

前述したように強く噛んでしまうと歯が割れてしまうわけですから、硬いものを噛むことはできません。
硬いものを噛めないということは、イコール硬いものが食べられなくなるということになるのです。
ちなみにもし歯が割れてしまった場合は、詰め物を入れるだけの治療では終わらなくなります。
神経を除去する治療を行う可能性もありますし、割れ方次第では抜歯しなければならないこともあるのです

4. フードインパクションが起こる

フードインパクションとは、歯と歯の間に食べ物が挟まってしまうことを意味します。
ちなみに、フードインパクションは食片圧入と呼ばれることもあります。
詰め物がとれた歯は健康な歯に比べて溝が深くなっており、食べカスが詰まりやすい状態になっています。
食事のたびに食べカスが詰まることで、やがて食べカスは何層にも積み重なってしまうでしょう。

フードインパクションが起こること自体は大きな問題はないですが、それが続くと深刻な症状をもたらします。
食べカスが詰まった状態が長く続くことで歯肉を圧迫し、歯肉の腫れや退縮を招きます。
また、酷いものになると歯を支えている歯槽骨を破壊してしまう可能性もあるのです。
歯槽骨が破壊されれば歯は支えを失いますから、この場合歯を失ってしまうことになります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、とれた詰め物を放置することで起こる問題についてまとめます。

  1. 虫歯のリスクが高まる :象牙質が剥き出しになっていることで虫歯になりやすく、進行もしやすくなる
  2. 冷たいものや熱いものがしみる :象牙質が剥き出しになっていることで刺激に対して敏感になる
  3. 歯が割れる :象牙質が剥き出しになった歯は脆いため、強い力で噛むと歯が割れてしまう
  4. フードインパクションが起こる :詰め物がとれたせいで溝が深くなり、すぐに食べカスが詰まってしまう

これら4つのことから、とれた詰め物を放置することで起こる問題が分かります。
良いことではないにしても、詰め物がとれただけでは大きな問題はありません。
すぐに歯科医院に行ってその旨を伝えれば、治療によってまた元通りの状態になるでしょう。
しかし、放置してしまうと話は別で、歯を失うなどの危険性を招いてしまうのです。