Qualitas クオリタス 第6号 ~歯医者を恐がる子供たちへ~

『クオリタス』にインタビュー記事が掲載されました。

雑誌【Qualitas クオリタス 第6号】に当院の院長が紹介されました。
掲載された内容をご紹介いたします。

「いずれは、テーマパークと見間違うような小児専門歯科医院も開設したい」

なぜ歯医者を恐がる子供が多いのか。その答えは至って簡単だ。歯を抜く、削る、痛いなどといったイメージが定着しているからだ。そもそも歯科医療の技術というのは、外科などと比べて進歩が遅いと言われてきた。何十年もの間、アナログな治療法や医療機器が使われ続けていたことで、どうしても抜く必要があり、削る必要があり、結果的に痛い治療というイメージが出来上がってしまうのだ。

しかし近年では、歯科の治療法も大きく改善され、各医療メーカーからも革新的な機能を持つ機器が多数開発されている。そうした進歩が開業への後押しともなり、昨今では約6万件に及ぶ歯科医院が全国に乱立している。同じく全国展開をするコンビニエンスストアの総数を約1.5倍も上回る勢いである。歯科業界は今まさに、大きな角気を迎えている。

その中で、子供やその母親達から絶大な人気を誇る若き歯科医師がいる。2014年12月に新たに分院(西早稲田駅前歯科)をオープンさせるなど、歯科業界の今を牽引する一人、山口昌良だ。山口は子供も安心して通える歯科クリニックを目指し、痛い治療法を徹底的に削除。その代わりにドッグスベストと呼べれる薬や最新医療機器を用いることで、”削らない虫歯治療”を推進するなど、多くの最先端治療で患者の信頼を勝ち取っている。しかし、山口自身が求める歯科クリニックとしての進歩は、そうした技術刷新だけに留まらない。

「何よりクリニックや歯科医自身が、子供に好かれる場や人間にならないといけません。」山口が言う通り、西早稲田駅前歯科には子供から好かれる様々な仕掛けが施されている。クリニックの内観を見渡すと、随所に子供がわくわくするようなインテリア装飾や小物が見てとれる。待合室のカラフルな椅子やディズニーキャラクターをプリントした壁紙、おもちゃで溢れたキッズスペースには山口本人が厳選したという子供向の絵本がずらりと並ぶ。そのほか、治療を行う各ユニットにはインターネットにつながったモニターが完備され、治療経緯をデジタルな情報で確認できるだけでなく、待機中に子供にアニメを鑑賞させることもできてしまう。「いずれは、テーマパークと見間違うような小児専門歯科医院も開設したい」と語るほど、何よりも子供が大好きな山口。いわばサービスとも言える多様な仕掛けは、安心して子供を預けられる保育施設さながらといった雰囲気がある。

日本大学歯学部を卒業後、今日に至るまで、数々の実技を習得し患者と向き合ってきた山口にとって、医師としてもっとも大切にしてきたというのが人格や人徳。患者や周囲のスタッフに慕われ、たとえ相手が子供であっても愉快にコミュニケーションをとることができることも、医師として必要な才能の一つだろう。患者や働くスタッフを何より思いやる、心優しい山口という歯科医がいる限り、子供たちが歯医者を恐がらない医療は、いつも私たちの手の届くところにある。